性愛心理学

2018/08/07

性愛心理学

感情を取り扱う第一歩。 感情には「本物の感情」と「偽物の感情」があります。

いつも性育アカデミー協会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
当協会では、性愛心理学を土台にしセラピーを扱えるセラピストを養成しています。
この養成講座でも必ずお話するトピックがあります。
それが、「感情」のお話です。

セラピストとして、「感情」の扱いはとても大切な要素だからです。

そこで今日は、みなさまに、「感情」を扱えるようになるための第一歩をお伝えします。
「本物と偽物の感情」についてのお話です。

あなたの考え方のヒントになれば幸いです。

親があなたの「感情」に影響を与えてしまう?!

「感情」というものは、感じ切ることができれば、消えてなくなります。
ここで大切なのは、感じるタイミング。
感情は、起こったその時に感じること。

けれども、「起ったときに感じる」をできない人が多いです。

私たちは小さい頃から

泣いてはダメ
怒ってはダメ
怖がってはダメ
わがままを言ってはいけない
弱音を吐いてはいけない

と、たくさんの「規制」を、自分でかけてしまいます。

ところがこの「規制」……多くの人が、「親にさせられた」と思っています。

もちろん、厳しいしつけにより「感情を我慢しなきゃいけない」こともあるでしょう。
その結果、「感情を出さない」という規制ができた、という場合もあるでしょう。
そのせいで自由に生きていけなくなった、ということがあるかもしれません。

ではそもそも、なぜ親の言うことを聞こうとしたのでしょうか?
「親がいなかったら生きていけないから」これに、他なりません。

親に叱られると怖いのは、「親に嫌われると生きていけないから」
これが、基本です。

裏を返せば、「親がいなかったら生きていけないから、『わたし』は親の言うことを聞いて自分の感情を我慢した」とも言えます。
つまり……規制を自分でかけてきたのです。親がいなかったら生きていけなかったから。

けれども、ここで「ん?! まてよ……」と立ち止まってほしいのです。
<親に叱られると怖いのは、「親に嫌われると生きていけないから」>を、疑ってほしいのです。

何が本物の感情であり、偽物の感情なのか?

あなたは、今、子どもですか?

これをお読みくださっている方は、成人されている「大人」がほとんどだと思います。
親が居なくても生きていける、「大人」です。

(大人になってもなお、親がいなくなることへ過剰な不安がある場合は、セラピーなどを受けられることをおすすめしています)

仕事もできるし、生活も出来る、親以外の人と仲良くなりサポートも受けることができる、あなたは、十分に大人です。

だから、親に見捨てられても、嫌われても、生きていけます。

さて、ここで「感情」の話しにもどります。
いまから大切なことを、あなたに問いかけます。

いま感じている感情は、あなたの感情ですか? それとも、親との関係性で生まれた感情ですか?

つまり……感情を感じるときに、子どものころの記憶をよみがえらせていませんか?

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子どものころ、親が犬は嫌い! と言っていた。

私も「犬は嫌い」でないといけない。

大人になって「犬は好き?」と聞かれると、ついつい「嫌い」といってしまう。
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あなたがついつい口走ってしまう「犬が嫌い」の理由が、「親が嫌いと言っていた」以外に思い浮かばなければ……そこには「親との関係性で生まれた感情」が混じっています。

このように、昔の記憶を通して出てくる感情を、「親との関係性で生まれた感情」=「偽物の感情」といいます。

今の出来事に、過去の記憶が出てくるのかこないのか、ここが、「偽物の感情」を見極めるポイントになります。

たとえ、親が「犬は嫌い」と言っていたとしても、あなたは「犬が好き」でも「どっちでもない」でもいいのですから。

多くの場合、親のルールからその感情を持っている、ということがあります。
ですから、感情を感じたあとに、「それほんと?」と、疑ってみることが、実は大切なのかもしれません。

「親との関係性で生まれた感情」が、偽物の感情です。
「私の感情」が、本物の感情です。

感情を感じることさえも、親のルールを超えてわたしの感情をしっかりと味わう必要があるのです。